おわりに

ここでは,あをによし,あをによしwebを無事終えられたことへの感謝などをまとめました。皆様への謝辞は1に,2以降はご興味のある方向けの内容となっています。

なお,本サイトはなにかの役に立つことがあるかもしれないため,しばらくのあいだ残しておくつもりです。更新はしませんのでリンク切れなどが発生すると思いますが,ご了承ください。

謝辞

昨日,2020年12月13日をもちまして,11月29日のTOKYO FES Nov.2020から2週間が経過しました。さいわいなことにその後(久々のイベント参加による疲労困憊を除けば)体調を崩したという報告もなく,ひとまずほっとしております。このたびは,サークル参加者様も一般参加者様も,あるいはご自宅から通販などを利用された皆様も,どうもありがとうございました。
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8月以降,徐々にイベント自体は再開されていたものの,第3波の影響でまた延期になってしまうのではないか,そうでなくても住んでいる地域の状況などにより参加できなくなってしまうのではないかという不安のなか,リスクを承知で参加表明をしてくださったサークル様には感謝の念に堪えません。また,一般参加者様,通販での参加者様も同様に,プチや新刊に期待を寄せるツイート,応援のメッセージなどほんとうにありがとうございました。参加してくださる方がいて,盛り上げてくださる方がいたからこそのプチでした。
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また,2週間後の今日を無事に迎えられたのは,当日ご参加くださった皆様一人ひとりが感染予防に取り組んでくださったおかげです。マスク着用はもちろんのこと,コイントレーの使用,トリオキニなどを活用した混雑の緩和,長時間の対話を避け手紙を渡すなどは,今後のイベントでも活かせるノウハウとなったのではないでしょうか。なにより,「感染予防策をとりつつイベントを楽しむことは十分に可能」と皆様が証明してくださったことを誇らしく思います。本プチが次のイベントへの足がかりになるのであれば,こんなにうれしいことはありません。
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最後になりますが,本プチ企画当初に掲げた目標が達成できたことに改めて深く感謝申し上げます。
——イベント参加組もweb参加組も,描・書き手も読み手も,みんなで『おそ松さん』とからいち作品をもっともっと楽しめる場にできれば幸いです。(プチ概要ページより)
皆様,最高に楽しい時間をありがとうございました。

プチ運営の反省あれこれ

ここからは,実際に主催してみてわかったプチ運営に関するあれこれです。ある程度の手間とお金がかかることなので,だれにでも「プチ,やっちゃいなYO😉」と勧められるものではありませんが,もしプチの企画に興味をもたれた方がいらっしゃるようでしたら,参考になれば幸いです。

  • 1.メインビジュアル依頼はCMYKで
    赤ブーブー通信社主催イベントでプチオンリーを企画すると,主催者特典として無料でフライヤを500枚つくれたり,無料で1スペース追加の申請をしたりすることができます。しかし今年はフライヤを配布するイベントの目処が立たなかったため,メインビジュアルの使用はweb上に限られる(RGBでいいや)と思っていました。が,それは間違いでした。同じく主催者特典の当日大看板もあるし,本部スペースにポスターも立てたいに決まっています。最高に美麗なメインビジュアルをそのままの美しさで印刷できるように,最初からCMYKで依頼しましょう。
  • 2.プチのタグは1種類でOK
    なぜならタグを何種類かつくっても完全周知と完全運用は不可能だから。これはサークル参加者のマナーどうこうの問題ではなく,主催者のマネジメントの問題です。参加者が少なければ全員でタグルールを確認することもできるかもしれませんが,今回は蓋を開けてみればありがたいことに74サークル。参加表明タグと作品・サンプルタグを分けても,最終的には両方をTweetDeckで常時チェックして手動で振り分けていくことになったので,最初から1種類のタグで管理したほうが楽です。
  • 3.事前にweb企画で予行演習を
    プチがあることを周知し,Twitterアカウントをフォローしてもらったり,特設サイトを活用してもらったりすることは,その後の情報伝達のためにとても重要です。本プチでは,7/24~26に「#おかえりからいち」のタグで3期放送決定をお祝いするweb企画を行いました。予想以上に多くの方がツイート&RTしてくださったおかげで,参加ツイートは実に260以上にのぼり,本部アカウントのフォロワー数も増えました。同時に,私にとっては情報集約の予行演習にもなりました。この企画を通じて「Twitterモーメントは不便」と気づいたので,以後,参加者一覧は別のTwitterアカウントから参加表明ツイートをいいねして,いいねのタイムラインをサイトに埋め込む方式に変更していくことになります。
  • 4.ノベルティの数は博打
    コロナ禍では,「ほぼ確実に参加できるだろうとわかるイベント直前まで参加表明をしない」サークルさんや,「直前になって欠席せざるを得なくなる」サークルさんもいます。どちらも状況から考えれば自然なことなのでだれも悪くありません。本プチでは,欠席されたサークルさんにイベント後,BOOTHでシークレット公開(URLとパスワードを知っているひとだけが商品を閲覧できるシステム)をして,ノベルティを頒布しました。この方法なら〈ノベルティ発注数=NAVIOで確認できるプチ参加者数〉と概算することができます。ちなみにNAVIOはイベント16日前の11月13日からプレミアム公開されました。直接搬入,10営業日のノベルティなら間に合う計算です(ギリギリ入稿はおすすめできませんが……)。また,時節柄,今回のノベルティセットにはマスク,除菌液,ウェットティッシュ,カイロを入れました。これらのように「余ったら余ったで後々使えるもの」にするのもひとつの手です。
  • 5.スプレッドシートは神
    Googleスプレッドシートはサイトに埋め込みが簡単にでき,即時加筆修正が可能で,URLを共有すれば各参加者が買い物リストとして利用できるのでほぼ無敵です。ちなみに,URLを共有してサークル側も加筆修正をできるようにしましたが編集許可し忘れていました。申し訳ありません……。それから前述のとおり,スプレッドシートは神ですがTwitterモーメントはだめだめです。1つのモーメントでまとめられるツイートは上限が100なので新刊&通販情報のツイートが複数のモーメントに分割されてしまうと検索しにくく,せっかくモーメントをサイトに埋め込んでも,アカウント主が添付メディアをセンシティブな画像に設定しているとサイト上では画像が表示されません。
  • 6.情報集約時の配慮
    今回,(当初はやりたいと思っていたにもかかわらず)「お品書き」と「新刊サンプル」までサイトに掲載しなかったのは,プチの規模が予想よりも大きくなったため,利便性を担保しつつも,作家さん,買い手,両方を守らなければいけないと思ったからです。R-18作品を始めとして作品の性質(グロなど)や種類(他CP,他ジャンルなど)によっては,タップひとつで作品に直接アクセスできるのは作家さんにとっても買い手にとっても望ましいことではないでしょう。そのため通販情報に関しても,とらのあなに複数ジャンル,カラ一以外のCPの作品がある作家さんは,カラ一の在庫商品だけが出るよう検索URLを貼りました。R-18作品については,高校生以下の方が通販URLをタップした場合,とらのあななら18歳以上かどうかの確認ウインドウが開きますし,BOOTHならpixivアカウントの年齢設定によりR-18作品が表示されないようになっているはずです。

ぷちのかんそう

ここからはほんとうに私個人の感想文です。メッセージとかそういうだれかに向けた意味のある情報ではないので,読み流していただければと思います。

コロナ禍でのプチ運営は,「リアルイベントに参加する意味ってなんだろう」と自問し続ける日々でした。それどころか,エアブーやPictSQUAREが浸透し始めてからは「リアルイベントに参加する意味はきっとある,あってほしい」と祈るような気持ちだったように思います。本をつくること,頒布すること,欲しい本の情報を収集すること,欲しい本を購入し,作家さんに感想を送ること,すべてが自宅からできるようになって,それはそれでうれしいことなはずなのに,大勢を巻き込んでまでリアルイベントにこだわる理由はなんだろう?
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その答えはビッグサイトにありました。つまりこういうことです。

(元ネタをご存知ない方は『すごいよ!!マサルさん 図解』で検索してね)
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同人活動というのは多かれ少なかれ,モチベーションを活性化エネルギーとして創作物の代謝をくり返す行為ですが,リアルイベントからもらえるエネルギーの量はちょっとほかのものとは比べ物にならないくらい桁違いなのです。11月29日はまさにその好例でした。全員がマスクの上からでもわかるほど笑顔で,これまでにお話をしたことがなかった方からプチの企画のことでお礼を言われ,私自身も次いつ会えるかわからない憧れの作家さんに勇気を出して「大好きです」と伝えることができて……。莫大な量の「好き」「うれしい」「楽しい」がやりとりされる様はもはや東京証券取引所と言っても過言ではありませんでした(過言)。
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きっと,多くの方が同じように感じたのではないでしょうか。その結果が12/1~7の #ひらいて赤ブー タグの盛り上がりだと思います。サークル参加者さんも一般参加者さんも,本プチに参加した方が「またイベントに参加したい!」と思ってくださったのなら主催者として勝ったも同然です。今回は参加できなかった方が「次こそは!」と意気込むのも同様,さらには,3期や本プチで発行された本をきっかけに「私も本をつくってみたい」と思う方……いるかな,いらっしゃればもう万々歳です。あをによしは一旦ここで幕引きですが,ぜひいつかまた,イベント会場でお会いしましょう。大好きです。ありがとうございました。


2020年12月14日
あをによし本部 アマラビ